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講座11
ORACLE DATABASE、サポートワークベンチを利用したインシデント管理 調査~解決までの流れ
ORACLE製品も他のベンダー製品と同様にインシデントが発生します。その場合、サポートワークベンチを利用し
インシデントを解決する為の支援がEnterprize Managerに機能として備えられています。
解決の為にはORACLEへ確認してもらう診断データ(SR)を発行し
Metalinkと呼ばれるWEBページから行います。そして、調査結果を元に修復を行い、インシデントを解決するのです。
サポートワークベンチの流れとしてはEnterprize
Managerで以下の行動を行います。
1.インシデント確認方法(アラートメッセージ)
↓
2.問題の詳細の表示
↓
3.診断データ=SR(サービス・リクエスト)の発行
↓
4.オラクル社への診断データの送信
↓
5.診断結果後の修復
↓
6.インシデントのクローズ
詳細な流れ
1.インシデント確認方法(アラートメッセージ)
Enterprize
Managerのデータベース・インスタンス→ホーム→
診断サマリー配下の アクティブなインシデント→インシデント一覧が表示
(インシデントとは問題(クリティカル・エラー)が1回発生したという意味)
2.問題の詳細の表示
Enterprize
Managerのデータベース・インスタンス→ホーム
インシデントのメッセージをクリック。→問題のサマリーページ
問題の詳細の表示を押す。
3.診断データ=SR(サービス・リクエスト)の発行
2.の問題の詳細の表示画面にて【Metalinkにアクセス】ボタンがあるので、押す。
サービスリクエスト番号(SR#)が生成されます。
4.オラクル社への診断データの送信
2.の問題の詳細の表示画面にて【クイック・パッケージ】ボタンがあるので、押す。
診断データのパッケージを行い、オラクル社にアップロードします。
5.診断結果後の修復
ORACLE Databaseのアドバイザ機能などを利用して修復を実施する。
6.インシデントのクローズ
Enterprize
Managerの問題の詳細ページのインシデントで【閉じる】ボタンを押す。
クローズされたインシデントは30日間保持され、その後消去される。
試験対策として記憶すべき用語と用途
サポートワークベンチ
用途 エラーの表示
診断結果の表示
診断データのパッケージとアップロード
試験に出ると想定される問題 この分野の出題としては1問
問題1 Enterprize Managerのサポートワークベンチの説明として正しいのはどれ?
1. 大きなSQL問い合わせに対して、チューニングの推奨事項を自動的に生成する機能
2.データベースで発生したエラーから診断データを作成し、ORACLE社にアップロードし、解決する機能
3.オブジェクト内の領域を分析し、自動的にセグメントの縮小を実行する機能
4.データベース全体のボトルネックを調査し、解決に至る支援方法を提示してくれる機能
解答 3 データベースで発生した内部エラーから診断データを作成し、ORACLE社にアップロードし、解決まで導きます。
1は自動SQLチューニング・アドバイザの説明です。3はセグメント・アドバイザの説明です。4はADDMの説明です。
問題2 ORACLE社に問題のあった診断データを報告する為に、管理番号として作成するものは?
解答 サービス・リクエスト(SR)
問題3 ORACLE社に問題のあった診断データを報告する為にはIDが必要である。何というIDが必要?
パッチをダウンロードしたり、ORACLEサポートにアクセスする際にも必要です。
解答 Metalink
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